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2010年5月12日 (水)

5月花形歌舞伎

ちは
本日は、新橋演舞場に舞台を移した5月の「新橋演舞場 花形歌舞伎 夜の部」を拝観ゐたしました。
新橋演舞場には、歌舞伎座から移設された櫓が・・ 
歌舞伎座は、周りをすでに塀で囲まれてをり、「取り壊し」といふ寂しいといふか、文化財への冒涜といふか、作業が進んでをりました・・・・・・  Frown
新橋演舞場のやうす
なんかね、歌舞伎座の雰囲気と画があつてゐたから、ビルと画といふのは、こちらが仮設の建物のやうに感ぢられてならない・・・・・・ 
今度の歌舞伎座に「櫓」は似合ふのかな・・・ 
夜の部
一、 一谷軍記  熊谷陣屋
二、 うかれ坊主
三、 歌舞伎十八番の内 助六由縁江戸桜 三浦屋格子先より水入りまで
の参演目を拝観ゐたしました。
演目一と三は、4月大歌舞伎でも演じられてゐた演目でしたが、役者さんが違ふので新鮮でした。
熊谷直実を演じたのは、先月は中村吉右衛門でしたが、今月は市川染五郎。
染五郎丈とは思へない、雰囲気が出てゐてちよつと驚きました。
七之助丈は、武家の奥方よりもお姫様の可愛ひ役のはうが、似合ふな~ 演目一で相模といふ直実の奥方を、演目三で花魁の白玉を演じてをられましたが、白玉の可愛ひらしさがぴつたりでした。
先月は團十郎丈、今月は海老様が演じられる「花川戸 助六」 
先月は3階席で、助六の登場から舞台に上がるまでが全く見えなかつたので今月初めて助六の登場のシインを見て「嗚呼、かうしてゐたのか」と感慨に浸る・・・・
舞台に出てからの助六なのだが。
「助六」(実は曽我五郎)、この年齢設定と性格設定が海老様にぴつたりなやうに思はれた。
團十郎丈と海老様の性格の違ひを、「市川宗家」を取材した記事で何度か読んだ。
実際、お二人と直接話したことはないあたくしであるが舞台で、お二人の性格の違ひはよく現れると思ふ。 特にこの「花川戸 助六」といふ人物を演じたときに、そのお二人の性格の違ひがそのまま「助六の違ひ」になり、観ていて興味深かつた。
源氏の重宝である「友切丸」を探すため、幾人にも喧嘩を吹つかけ相手に刀を抜かせるといふ助六の気合といふか思ひきりのよさは、海老様の性格の一面のやうな気がするくらい、「助六」がゐた。
先月は、友切丸を持つてゐる人物を遂に見つけ、揚巻の策で打ち合わせ二人が退場するところで幕となつた。
今月は、助六が友切丸を取り返し「水に入(い)る」場面、そして最後揚巻と落ち合ふ打ち合わせをするところで幕となる。
この「水入り」の場面は22年ぶりに上演されるさうです。ほんたうに桶に水が入つてをり、暫く海老様演じる助六が浸ります。
しかし・・・・・・
「助六由縁江戸桜」を最初に上演した二代目市川團十郎
所作事、舞台美術、衣装とすべて考えた人たちはすごい
図書館に、「二代目市川團十郎」といふ人物伝があつたので借りやうと思ひます。
そしてしみじみ思つたのは
「続いてゐる顔」といふものがあるのだな・・・・・と
助六の隈取は、海老様の顔立ちにぴつたりです。團十郎丈も目鼻立ちがしつかりしてをられますが、あの隈取がぴつたり来ます。
代々続く「家」といふのは、「選ばれた顔」といふものがあるのだな・・・・と感心せざるをへませんでした。
再来週も、夜の部を拝観するのです。
登場から舞台までの「所作事」があまりに気品があつて美しかつたので、再び楽しみ! 
Valentine hourglass Love Gaze

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